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2011年 05月 16日
mata ikan 再録
mata ikan(魚の目玉)

「目玉焼き」ならぬホントの「牛の目玉」mata sapi の話しが出たので,ついでに「ウオノメ」ならぬホントの「魚の目玉」mata ikan の話も書いておこう。

92年のフローレス島マウメレ。イカットのシッカ村訪問からの帰りだったか,ガイド君に連れられて ikan bakar を食べにいった。生け簀に泳いでいる魚を選んで料理してもらう海辺の店でのことである。

このとき,運転手君と合わせて3人,一尾の大きな焼き魚をつつき合ったのだが,そのうちガイド君がおずおず目玉を所望。へぇ,インドネシア人も魚の目玉をしゃぶったりするんだ,と認識を改めた次第だった。

こんな風に,私が個人的に知りえた魚好きのインドネシア人と言えば,この焼き魚の目玉をしゃぶってご満悦だったフローレス島マウメレのガイド君,鯖の文化干しを二尾ぺろりと平らげた(うなぎの蒲焼きはお口に合わなかったらしく箸でつつき回していた)マカッサルのスディ先生,そして鯖の塩焼きのうまい不味いが実によく分かり,マグロのなかおちも殊の外お気に入りだったアチェの浜育ちイムラン先生,といったところである。

こういうインドネシアの魚大好き派が,他方でまた牛の目玉や脳味噌にも目がないのかどうか,これはまことに残念ながら,今まで確かめていない。[Sg 9.26.01]

前項で読んだ "Warga Yogya Paling Sedikit Konsumsi Ikan" (KOMPAS, 10 Mei 2011) によると,インドネシアで一番よく魚を食べるのはマルク地方の人達 (51 kg) のようである.[Sg]



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by sanggarnote | 2011-05-16 17:59 | 事情


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