蜜柑のやり方の変遷
第一期: 一昨年までは,ただ輪切りにした蜜柑を庭木の枝につるしていた.
第二期: 上のやり方だと,大食いのヒヨドリにたちまち平らげられてしまう.そこで,昨年からチャボ小屋に使っていたフェンスの再利用で,柄の大きなヒヨドリが入れない檻のようなものを作り,その中に蜜柑をつるすようにした.写真左である.ヒヨドリにはヒヨドリ用にバナナを用意しているのだから,ことさらヒヨドリに意地悪をしているわけではない.
第三期: 第二期では写真に見るように,止まり木ような枝が入っている.それを取り除いたのが現行の第三期.なぜそうしたかと言うと,蜜柑の味を覚えてしまったスズメ達がこの檻に入って(ヒヨドリは入れなくてもスズメは入れる)蜜柑をつつきはじめたのをやめさせるためである.メジロは写真右でご覧のように,止まり木がなくても蜜柑にぶらさがってつつけるのだが,スズメには無理.一度くらいぶら下がってみてもすぐ落ちてしまう.スズメの学習能力は大したものでシジュウカラに見習ってひまわりの種子の食べ方やリースの殻付き落花生の食べ方を覚えるし,メジロに見習って蜜柑も食べるようになったのだが,それだけにこの蜜柑はダメだということを学習したものとみえて,この頃は檻の中に入っていない.
まあだんだん人が悪くなってきたということか.
これはひまわりの種を食べに来たガビチョウ(画眉鳥).この鳥は外来種だとかで「野鳥図鑑」には載っていない.