2013年 10月 16日
MEMPER-動詞について
MEMPER-動詞についての私の解釈は 「BER- 派生語を語幹に取り込んだ ME-動詞」,すなわち次のようなものである.

bekerja (働く) - mempekerjakan (働かせる)
beristri (妻がいる) - memperistrikan (妻を持たせる)
bermain (遊ぶ) - mempermainkan (もて遊ぶ)
bersenjata (武装している) - mempersenjatai (武装させる)
belajar (身につけるべく学ぶ) - mempelajari (について学ぶ)

この語幹として取り込まれたと見なす bekerja, beristri, bermain, bersenjata, belajar は現に用いられている BER-動詞なので,この ME(bekerja)KAN → mempekerjakan のグループは納得しやすいだろう.

問題は「そういう BER-派生語ってないのでは」という次のグループの場合で,ここでは,現には存在していないけれども, ありうる形だと考え得るアステリスクつき BER-派生語を立てて切り抜ける.

*berbesar (より大きい) - memperbesar(より大きくする)
*beristri (妻となる) - memperistri (妻にする)

*berbesar (より大きい) がその根拠とするのは次.すなわち「汗をかく」BER-keringat=keringat-AN.ここから「一回り大きい」besarAN → *BERbesar.

また,*beristri (妻となる) を考える根拠は,次の berkuli (KBBI_3) の「クーリーをする」. すなわち,berkuli: 2 bekerja sbg kuli: mereka hidup dr ~.

語幹として取り込まれたと考える BER-派生語が現に生きているグループでは,MEMPER-動詞は接尾辞 -KAN/-I を伴い,他方それが現に生きていないグループでは,接尾辞 -KAN/-I なし,という対比もなかなか興味深い.

「より大きくする」memperbesar で言えば,「より~にする」働きは PER- にあると見なされて, 「~にする」接尾辞 -KAN など無用の長物,というような理屈だろう.[Sg]



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by sanggarnote | 2013-10-16 11:34 | 文法


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