2016年 12月 20日
能動態・受動態・中動態の subject
a0051297_11414143.gif能動態・受動態の subject: 能動態の subject は Agent.能動態の表現する動作プロセスは,Benveniste によれば,「subject=Agent に発し,その外で完成する」. 受動態の subject は,勿論 Patient である.

中動態の subject: Benveniste の述べる 「中動態のプロセスは subject の内で完成する; 中動態の subject はプロセスの場・座である」 を踏まえて,subject を円で描いた.円内に描いた黒太線がプロセスである.フランス人 Benveniste はこの円が何かと言う段になると言葉を失うのだが,日本人・高津春繁の口からはあっさり「動作の主体を中心とする medium」 (印欧語比較文法) と出る.つまり,円は「主体」,中動態はすなわち「主体態」ということになる.

自動詞の subject: 上の「他」動詞の subject と違ってほとんど問題にされない「自」動詞の subject だが,これは何だろうか.他動詞能動態の subject にあらわれる Agent と同じものというわけにはゆくまい.中動態であらわれる「主体」と見るべきなのではないだろうか.

参照:
態 voice 声
http://sanggar.exblog.jp/7069427/
Gonda 論文 "Reflections on the Indo-European medium" を読んで
http://sanggar.exblog.jp/15122026/
中動態の世界
http://sanggar.exblog.jp/23480831/
日本語の被害の「される」
http://sanggar.exblog.jp/23494443/



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by sanggarnote | 2016-12-20 11:41 | 文法


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