手元に今あるのは,だいぶ年期の入った KAMUS INDONESIA-INGGRIS, Edisi Ketiga (Gramedia, 1989) である.
この辞書のページはこんなである.
tuju に続けて,
se-;
berse-;
menye-i;
memperse-kan;
ber-an;
men-;
men-kan;
ter-;
-an;
se-an;
perse-an;
pen- を,改行なしでぎっちり詰めている.
このページを見ているうちに,これは「語基主義」なんだ,と新しい言葉を思いついた.私は「語幹主義」だ.
語基主義tuju (=語基)
se- + 語基
berse- + 語基
こういう表示を見ると,インドネシア語に BERSE- という接頭辞があるかの如き印象を受けてしまうが,そんな接頭辞はインドネシア語に存在しない.存在するのは,次のように,SE- であり,BER- である.
語幹主義tuju (=語基)
se- + 語幹 (語基 tuju)
ber- + 語幹 (派生語 setuju)
語基主義の方が機械的,語幹主義の方が文法的だろう.[Sg]
[PR]