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2019年 11月 08日
「インドネシア 言語と文化」(日本インドネシア学会)
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日本インドネシア学会研究報告要旨」は,この「インドネシア 言語と文化」に生まれかわることになった.

この第1号 (1995年) は,「日本インドネシア学会研究報告要旨」第1回~第24回の目次一覧をつけている.


なお,以下「インドネシア 言語と文化 第9号」(日本インドネシア学会, 2003) からの再録である.

【報告】最新インドネシア語小辞典 --- パソコンを利用する辞書編纂のノウハウ

NEC PC-9801RX 時代から,パソコン上での処理についていろいろ研究した。伊東先生が長年語彙カードを集めておられていて,将来,それをパソコンを使って整理するなんて日が来るのではないか,それにはこちらにも備えがなければならないというのが,あれこれ研究したそもそもの発端である。

こうすればできると目途がついたのは,マッキントシュに移ってから。こうして 1996年,「インドネシア語教育とデジタルデータの利用」を報告した時に,Macintosh LC III 上で,Conc, JEdit, MacLex, Nisus Writer を利用する「小さな辞書の作成手順」というのを,資料として配付した。

Conc は,Macintosh 上でコンコーダンスを自動的に生成する SIL のフリーソフト。辞書編纂ソフト MacLex は,上のケースでは,データの ABC 順ソートのためにだけ使っている。

このとき付録として付けた「小さな辞書 1996」(11/26-1996) は,そういう手順で,ワープロソフト Nisus Writer で作った4頁のものである。

現在はと言えば,Windows 上で,WZ Editor, Word, e-Printer を利用している。

辞書原稿自体は,Word で作っているのだが,参照用としては e-Printer でその Word ファイルを PDFファイルに出力したものを使っている。

確かに参照用に渡すのにも PDFファイルは便利である.Word のファイルだと,Word を持たない相手には読めないし,Word を持っていたとしても,バージョンが違うとレイアウトが狂ったりする.

作業としては,この PDFファイルの辞書を参照しながら,新しいデータを WZ Editor のファイルに書き込む。カードだったら,その日書いた何十枚かのカードを ABC 順に整理するのにも,それなりの手間と時間がかかるわけだが,テキストエディター上でのデータの並べ替えは,ソートの一発で一瞬の間である。

こうして ABC 順にソートされた新しいデータが得られたところで,Word の辞書ファイルを開いて,しかるべきところに書き加えるということになるが,これはなんでもない作業である。

語彙カードでの作業なら,この段階は,ABC 順に整理された新しい何十枚かのカードを何千枚か何万枚かの母体カードのしかるべき位置に一枚一枚差し込むという作業になる。しかし,こんな手作業は --- それも毎日しなければならないんだとしたら --- 言うべくしてほぼ完全に実行不可能だということは,容易に想像つくだろう。

なお,Word で作った辞書原稿ファイル(現在 215頁)だが,データ保存のため,こまめに Direct CDフォーマットの CD-ROM に書き込むことにしている。

最新インドネシア語小辞典 Kamus Kecil Bahasa Indonesia Mutakhir は,第1版 (181頁) を 2002年3月31日,第1.1版 (233頁) を2003年3月31日に発行した。(2003)


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by sanggarnote | 2019-11-08 05:17 | 其他


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