言語学をやっている卒業生M君が,先生のみたいなのは,アメリカでは cognitive linguistics と言うんです,というから,Wikipedia で調べたら,The guiding principle behind this area of linguistics is that language creation, learning, and usage are explained by reference to human cognition in general --- the basic underlying mental processes that apply not only to language, but to all other areas of human intelligence. とか,あった.
私としては,土着的にして,かつ肝心なところをイラストで決める「図解インドネシア語文法」を目指しているだけだったのだが,確かに,中庭ノートのネズミのイラストも,「全体と部分」という cognition のためのイラストと言えば言える.「認知言語学」の本でも一度覗いてみよう.a more developed form of the Sapir-Whorf hypothesis と見なしうるというこれが,どんなことをしているのか見てみよう.
(「認知」と言う言葉,昔は子供の<認知>問題で聞くくらいだったが,今やボケがらみの<認知>機能の低下など,頻繁に目に触れる.<認知>言語学もこの流れの中にあるのだろう)
ところで,この中庭ノート,ここのところ何やら文法のややこしい話が続いているのは,「受動の対照研究」をテーマにしたいと言う研究留学生がいて,その彼・彼女の参考になるのではと考えて,であるとご理解下さい.