人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2007年 07月 18日
ikan laut
先ずは「中庭98」から再録.

ikan laut(海の魚)

Pak Imran はアチェの浜育ち。海の魚は毎日食べても飽きない魚好き。それが海の魚を食べないジョクジャに行ったのだから、時折は同郷の友達を誘って魚目当てに海岸にピクニックに出かけて魚を仕入れ、浜でバーベキューして魚恋しさを癒すということもしなければならなかったのだが、そんなわけで、なぜジョクジャでは海の魚を食べないのかについて、いろいろな人になにか特別な理由があるのかないのか訊ねている。

その中でちゃんと理由があると教えてくれた知人がいたらしい。つまり、海の魚を食べると、怪我をしたとき、直った後の皮膚がつるっとなってしまう。普通の皮膚に戻らず、言ってみれば見にくい痕が残ってしまう。だから食べない、という説明だったらしい。その理由を聞いた Imran 青年、つくづく郷里の浜の娘たちとジャワの都ジョクジャの娘達の玉の肌を改めて脳裏に描いてみて、成る程そんな秘密もあったのかと感心したようなのだが、さて、海の魚派の日本人としては、この kepercayaan orang Jawa にどう反応しよう。この深慮遠謀のジャワ文化の前に黙って引き下がるのも癪な気がするのだが。[Sg 12.15.98]


上のジョクジャ事情を裏付ける情報が次ぎ.

"Suwarman, Pranata Mangsa untuk Nelayan" (Kompas, 14 juli 2007)

Warga Yogyakarta, kata Suwarman, mulai berani melaut setelah Sultan Hamengku Buwono IX yang kala itu menjadi wakil presiden berpesan agar rakyat tak hanya melihat ke utara (Gunung Merapi). Mereka juga harus melihat ke selatan (Laut Selatan).
(...)
Baru sekitar dua dekade warga DIY mengenal perikanan dan kelautan. Tak heran jika konsumsi ikan di DIY termasuk terendah di Indonesia, yaitu 13,12 kilogram per kapita per tahun. Namun, Suwarman yakin nelayan DIY akan semakin maju.

記事見出しに出てくる pranata mangsa は,Robson & Wibisono によると「農事暦」.記事は,漁業海洋局勤めの Suwarman 氏が,どの季節にはどういう魚が捕れるとか,漁具は何を使うとかの情報を集成したいわば「漁事暦」を作って経験の浅いジョクジャの漁民に配布し,その技術向上に力を尽くしているとの記事であった.

by sanggarnote | 2007-07-18 09:41 | 事情


<< sapo tahu      menurun の用例 >>