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2008年 05月 03日
態 voice 声
動詞の「態」を,英語では voice (声) と言う. そこで「active な声, passive な声」とか言われてイギリスの子供たちはわけがわからなくなるという話を,Jespersen が 『文法の原理』 The Philosophy of Grammar (1924) の中で書いているが,私は「声」 voice を使ってイギリスの子供たちにこう説明してやることが出来る.すなわち,

active voice: agent の声がはっきり聞こえる動詞のかたち (i.e. agent が subject).
middle voice: self の声が聞こえる動詞のかたち (i.e. self が subject) --- 但し,英語ではこれ関係ない.
passive voice: agent の声よりも object の声が聞こえる 動詞のかたち (i.e. object が subject).(本当は agent に合わせて patient くらい使いたいところだが我慢する,「患者の声が聞こえる」 なんてのも,かえって混乱を招きそう) .[Sg]



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by sanggarnote | 2008-05-03 04:06 | 文法


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