以下再録:
Aku mau bebas dari segala(俺はすべてから自由になる)
AKU INI BINATANG JALANG - Koleksi Sajak 1942-1949 (PT Gramedia, 1987) ―― この本に収められている Chairil Anwar の詩は,1942年2篇,1943年37編,1944年4編,1945年3編,1946年15編,1947年5編,1948年8編,1949年6編の計80編(訳詩は除く)。
この詩集を使い Chairil の語彙の使用頻度について中庭ノートに以下の3項目を書いた。
[KWIC] 否定詞 tak が頻度トップ (4/26)
[KWIC]1位 tak 揺るがず (5/12)
[KWIC] aku がトップを奪う(5/18)
最初のは14編を入力した時点での報告,次ぎのは28編まで進んだ時点での報告,最後のは 1942-43年39編の入力をおえての報告である (左表)。
本項見出しに選んだ Aku mau bebas dari segala は,1942-43年の頻度リスト1位の語 aku で始まり,トップ10を締めくくる語 segala で終わる一行,「俺はすべてから自由になる」(Merdeka, 1943) である。
そこで今後の楽しみは,今回トップの座を aku に逐われた否定詞(tak と tidak を合わせればなお実質的1位)が,これから 1944年以降の詩が加わった時にどうなるか,である。果たして順位を下げるのだろうか,それとも実質1位を守るのだろうか。[Sg 5.19.05]