kami: 相手を含めないで言う時のそれ.
1. 私共日本人は刺身(生魚)を食べます.
Kami orang Jepang makan ikan mentah, Tono.
2a. 私共は食べません.
O, kami tidak.
2b. 私共もです。
O, kami juga, Taro.
a) 箸を使う: pakai sumpit
b) ご飯を食べる: makan nasi
c) 豚を食べる: makan babi
d) 湯に入る: mandi air panas
e) 靴を脱ぐ: buka sepatu
f) 脳味噌を食べる: makan otak
kita: 相手を含めて言う時のそれ.
1. さあ出掛けましょう。
Mari kita pergi, Tini!
2. はい。
Baik, Pak.
a) 食事する: makan
b) 帰る: pulang
c) 座る: duduk
d) 入る: masuk
e) 休憩する: istirahat
『インドネシア語の基礎』からの練習問題である.
教室での練習の仕方:kami の場合.
『インドネシア語の基礎』の練習問題は基本的に二人がかり.学生A は日本人用の文1を読む.隣りの学生B が女子なら Tono を Tini にかえる.学生B は文1の内容に対して,インドネシア人として 2a ないし 2b で答える(正解は 2a).2b 文末の Taro は,学生A が女子なら Hanako にかえる.
次に学生B が文1を担当するが,キュー a) によって,文1は「私ども日本人は箸を使う」の文にかわる.これに学生C が 2a ないし 2b で答える (正解は 2a)(こういう練習を続けるので,学生はサークル状に座っているのが理想的.この理想的環境は私も一度しか経験したことがないのだが,その時は受け渡しが実にスムースに進んだ).
キュー e) は家に入る時に靴を脱ぐか脱がないかという話.最後の f) はちとひねった問題.日本人は魚の白子は食べても,牛の脳みそは食べないので,文1は「私ども日本人は otak を食べます」ではなく,tidak を加えて「食べません」としなければならないし,インドネシア人は食べるのだから(そういう知識をここで与える),文2 は「私どもは食べます」としなければならない.つまり,ちょっと otak を使う必要がある問題になっている.
kita を使う "Let's" の練習は簡単.ただ,Tono/Tini,Pak/Bu に気をつけるだけである.[Sg 4.6.09]